大阪府堺市堺区大町東にある三味線 琴の販売・修理 つるや楽器
ロサンゼルス

 先日、9月~10月にかけてアメリカ在住のお客様のご依頼で1週間ほどアメリカのロサンゼルスに行ってまいりました。

 今回で2度目のロサンゼルス出張です。前回同様お箏のメンテナンスが主なご依頼です。

 最近のお箏の弦はテトロン素材の非常に強く切れにくい弦になっており、切れない限り使用する方が多いですがテトロン弦でも使用する度に、音は確実に劣化していますので3~5年が交換または天地替えの目安です。
前回の出張は約3年半前でしたので今回は丁度良い時期でした。






 今年猛暑日続きの日本とは違い、ロサンゼルスは日差しは痛いほどにきついものの乾燥しているため風は非常に涼しかったです。雨はほとんど降らないですが、住むにはすごく良い気候ですね。

 今回は、ロサンゼルスのガーデナという街に滞在しました。この街は非常に治安も良く、日本人が経営するお店が非常に多く、行き交う人は日本人、飛び交う言葉は日本語とほぼ日本でした!

 ホテルの方も日本人の方なので我々の仕事を理解しいただきに非常に協力的で親切で大助かりでした。下記は滞在していた「HOTEL PACIFIC GARDEN」です。
ロサンゼルス



 
 ホテルに到着すると今回お世話になった大川様が待っていて下さってました。必要でない荷物だけをホテルの部屋に置いてそのまま大川様のお宅へ行きお箏の弦の張り替えをさせていただきました。オシャレなお宅で楽しくお話をしながら修理させていただき、晩御飯においしいメキシカン料理屋さんでごちそうしていただきました。
LosAngels
LosAngels
LosAngels
 2日目も午前中から色々な方から修理等のため、お箏をホテルの部屋で受け取り午後から粟屋先生のお宅へ。
 粟屋先生とは今回の渡米で初めてお会いさせていただきました。
ここで粟屋先生が会主を務めていらっしゃる粟屋会をご紹介↓


粟屋会公式ホームページ  http://www.awayakai.com/


【粟屋会】
ロサンゼルスのガーデナ地区において35年の歴史を持つ筝曲粟屋会は、米国ロサンゼルス及び他地域の日系社会をはじめ、さまざまなイベントで演奏し、ハリウッド映画音楽製作でも活躍する粟屋陽子主宰の琴と三味線の教室です。1974年に設立され、日本の伝統音楽、主に琴と三味線の理解を広め日本文化の紹介に努める目的で後に非営利団体としてカリフォルニア州より認可されました。優しく丁寧な個人教授で、全くの初心者でも基礎から楽しく学べます。趣味で弾きたい人、琴の先生になりたい人など、それぞれの 目的や希望に合わせて曲目やレッスン法を変え、個人単位で懇切丁寧な指導が受けられます。気軽に日本文化に触れることが出来るので、在米日本人、日系人以外にも年齢を問わず多数のアメリカ人生徒に人気があります。
awayakai



 2日目、3日目と粟屋先生のお宅で修理をさせていただいたのですが沢山の弦の張り替えがあったのと、長期間焼き直しをしていないため日焼けと柱荒れ(琴柱を動かすことによってできる傷)などにより非常に良い木目のお箏が真っ白になってしまっていたため「つるや楽器のリメイク術」で綺麗な木目を蘇らせました。


    リメイク前       ⇒⇒⇒      リメイク後 



   リメイク前                  リメイク後 



 リメイク前とリメイク後で天地が逆になっていますが、見ていただいて分かるようにリメイク後の写真は木目の濃淡がハッキリと、艶・光沢も出て何十年とお使いのお箏が新品に近くなりました。
 先生に翌日お届けした際にはご自分のお箏がどれか分からないぐらいに生まれ変わったお箏に非常に喜ばれていました!




 4日目は非常にお世話になっている中村様のご厚意で午前中は市内観光に行かせていただきました。サンタモニカやビバリーヒルズ、ハリウッドなどを観光できました!ロサンゼルスに来て以来仕事しかしていなかったので良い息抜きになりました。

 サンタモニカ   ドルビーシアター

  午前中の市内観光の後は大川様とのご縁で急遽ロサンゼルスで活躍されている松豊会会主の松豊先生のお宅にお邪魔してきました。アメリカなのにお宅に入ると三味線が沢山並んでおり此処は日本か!と思うぐらいでした。貴重なお話も聞くことができ、次回ロサンゼルスに来る際は是非三味線の修理道具を持ってお邪魔したいなと思いました。


 仕事自体は4日目までに終わらせ、5日目・6日目からはせっかくのアメリカを楽しむために「眠らない街 ラスベガス」へ!
 ショーを見たり、グランドキャニオンへ行ったりとハードなスケジュールだったので本当に眠る時間が無かったですね。

 ラスベガス  グランドキャニオン





 ロサンゼルスに帰って来てからもう一度粟屋様宅へ。演奏会が近いという事もあり、持って来ていた最低限の道具で地歌三味線のメンテナンスもさせていただきました!

 それから第53回グラミー賞を受賞した箏奏者の松山様とも今回少しだけでしたが、お会いすることができました。また日本では11月にコンサートもあるので詳細は「演奏会情報」に後日更新しますのでご覧下さい!



 というような非常に無駄のない濃厚なロサンゼルス出張7泊9日でした。日本へ帰ってくるとまるで1カ月以上アメリカにいたような錯覚するぐらい充実してました。 


 今回協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。



 アメリカだけではなく他の国にも「箏の修理が沢山あるから来て欲しい!」という方がいらっしゃいましたらまずはご相談ください!